八戸市のカッコーの森エコーランドで７月２９日に開かれる「第３１回南郷サマージャズフェスティバル２０２３」の実行委員会は１５日、日本を代表するサックス奏者ＭＡＬＴＡ（マルタ）さん、同市出身のトランペット奏者類家心平さんをはじめとする出演者を発表した。南郷地区の夏の風物詩として４年ぶりの開催となり、関係者が「年代を問わず、多くの人にジャズを楽しんでほしい」とＰＲした。

　同日行われた実行委の記者発表によると、７月２９日は正午開場。午後０時半からのオープニングは市立中沢中ジャズバンド部らが担当する。類家さんは、作家などでも活躍をするピアニスト山下洋輔さんとの特別バンドで登場。ボーカルグループ「ジャミンゼブ」らも熱演する。終演は午後８時の予定。

　入場料は、前売りが一般６千円（当日７千円）、高校生以下が無料。１５日から全国のコンビニで先行販売している。２９日からはデーリー東北チケットセンターなどでも取り扱う。

　本番前日の７月２８日は前夜祭を開催し、歌手の瀬知ヨーコさんらが出演予定。入場料は一般が当日５００円だが、前売りチケット提示で無料となる。高校生以下は無料。

　１５日には中沢中での記者発表の後、ＭＡＬＴＡさんと同部の交流会も行われ、部員たちが目を輝かせてセッションに打ち込んだ。ＭＡＬＴＡさんは「南郷ならではの多彩なジャズに親しんでほしい」とアピール。同部部長で３年の若宮心愛さん（１４）は「緊張するが、わくわくしている。ＭＡＬＴＡさんから教わったことをステージで生かしたい」と意気込んだ。

　問い合わせは、八戸市南郷事務所内の南郷ジャズフェスティバル実行委員会事務局＝電話０１７８（８２）２１１１＝へ。