Freeタイ人留学生2人受け入れ 南部町、介護分野で活躍期待

介護福祉士合格を目指し、南部町で過ごすプンカセーム・メーサーさん(前列左)とサマーコム・アッチャラさん(同右)
介護福祉士合格を目指し、南部町で過ごすプンカセーム・メーサーさん(前列左)とサマーコム・アッチャラさん(同右)

地域の人口減少対策や介護福祉分野の人材育成を目指し、南部町は本年度、タイ人留学生のプンカセーム・メーサーさん(33)とサマーコム・アッチャラさん(30)を受け入れた。2人は「一生懸命勉強し、日本文化にも親しみたい」と意気込んでいる。

 町は昨年度、八戸学院大短期大学部、町内介護施設との連携による留学生の受け入れを開始。家賃無料の国際交流促進住宅を整備するなど、生活の支援を行う。

 同短大では、介護福祉士合格に向けて、留学生に対応した授業を展開。今回は社会福祉法人恵生会(工藤恵一理事長)が協力し、2人は介護の実務経験を積む。

 4日、プンカセームさんとサマーコムさんらが町役場に工藤祐直町長を訪問。プンカセームさんは「とてもきれいな町。日本語も料理も学びたい」、サマーコムさんは「困難に直面しても努力する。多くのことにチャレンジしたい」と抱負を語った。

 工藤町長は「町とタイの架け橋になって」と激励。町で開催される「あおもり鍋自慢」でのトムヤムクン振る舞いなどを提案した。

 工藤理事長は「長く地域で活躍してもらえたら」、同短大学務部の松山政義キャリア支援担当部長は「専門性や教養を身に付け、業界や地域の一助になってほしい」とエールを送った。

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