Free「八戸七夕まつり」復活へ 4年ぶり開催、日程は短縮

4年ぶりの開催が決まった八戸七夕まつり=2019年7月、八戸市
4年ぶりの開催が決まった八戸七夕まつり=2019年7月、八戸市

八戸商工会議所の中心街委員会は24日、八戸市の夏の風物詩「八戸七夕まつり」を、7月15、16日に開催することを決めた。2019年以来4年ぶり。新型コロナウイルスの影響や、スタッフの人員不足などを理由に中止していた行事の復活で、空洞化が指摘される中心街のにぎわいづくりに期待が高まっている。

 七夕まつりは、1950年から行われてきた恒例行事。三日町と十三日町の目抜き通りを会場に飾られる色とりどりの吹き流しは、市民に本格的な夏の到来を告げてきた。これまで中心商店街内の組織が主体となって実施してきたが、今回から商議所が2月に設立した同委員会が主催する。

 従来4日間だった日程は2日間とし、「八戸小唄流し踊り」は初日の15日に実施する。吹き流しは、各商店や企業、学校などの協力を得て、計10カ所での展示を想定する。

 吹き流しを取り付ける設備の老朽化や財源不足などの課題も山積するが、類家徳久委員長は「来年以降も続けられるよう検討を進める。まずは今年の七夕まつりの成功を目指したい」と話した。

 24日の同委員会の会合ではこのほか、中心街を歩行者天国とする「はちのへホコテン」の開催も決定。新型コロナ対策でテークアウトに限定していた飲食は通常通りとする。今年の初回は5月28日とし、6月以降の日程は今後決める。

 
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