Free元気に「行ってらっしゃい」 園児がサケ稚魚放流/野辺地

サケの稚魚を放流する園児
サケの稚魚を放流する園児

野辺地保育園(杉山道彦園長)の年長児24人が23日、野辺地川に架かる城内橋付近でサケの稚魚5千匹を放流した。

 河川の環境に関心を持ってもらおうと、野辺地川漁協(佐藤淳二組合長)が毎年行っている。

 園児たちはバケツの中の体長7センチ、重さ5グラムのサケをじっくりと観察。その後、川沿いに並び「大きくなって帰ってきてね」と声をそろえ、バケツをそっと傾けた。勢い良く泳ぎ出すサケに「バイバイ」「行ってらっしゃい」と手を振った。

 田中陽輝君(6)は「楽しかった。元気に育ってもらいたい」と無事な成長を願っていた。漁協によると、サケの稚魚は陸奥湾に下り、順調に成長すれば4年後、3キロほどになって野辺地川に戻ってくるという。

 
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