Freeヴァンラーレ、準備万端 サッカーJ3開幕迫る
3月4日に2023年シーズン開幕戦を控えるサッカーJ3のヴァンラーレ八戸は26日、茨城県鹿嶋市で2次キャンプ最終日を迎え、J1の鹿島アントラーズとトレーニングマッチを行った。結果は0―0で引き分けだったが、選手たちは前線からのプレスで果敢に相手ゴールに迫るなど、順調な仕上がりをアピールした。
八戸は1月31日にキャンプイン。1次は福島県内、10日からの2次は茨城県内でフィジカルトレーニングや戦術面の磨き上げなどに努めてきた。
メンバーは26日は同市の鹿島練習グラウンドで45分ハーフの練習試合に臨んだ。八戸は前後半でほぼ全ての選手を起用。攻撃陣は出足の鋭い攻め、相手守備ラインの裏への抜け出しなどでチャンスをつくった。ディフェンス陣も連係の取れた守備で相手を完封し、キャンプの成果をうかがわせた。
攻守でチームに貢献した新加入のMF妹尾直哉(26)は「キャンプできつい練習をしてきた分、コンディションは良い。新加入選手もなじんできている」と手応えを語った。
八戸の選手たちはいったん地元に戻り、敵地での開幕戦に合わせて沖縄入りする。昨季主将のMF山田尚幸(35)は「開幕戦の相手(FC琉球)は力がある。チームでまとまって戦いたい」と必勝を誓った。