「卒業おめでとう」「明るい未来に向かって出発進行～！」―。八戸駅の在来線改札前に２１日、卒業を控える高校３年生に向けた駅員のメッセージが登場。若者の新たな門出へエールを送っている。

　鉄道で通学する生徒の卒業を祝福しようと、ＪＲ東日本八戸営業統括センターが企画。青い森鉄道も協力した。桜の装飾を施したホワイトボードに「それぞれの道で活躍できるように応援しています！」などと手書きで記している。

　担当したのは、センター所属の大橋南美さん（２８）と冬澤蓮さん（２１）。「八戸線を利用する高校生に感謝とお祝いの気持ちを込めた」と話す。進学や就職を機に、１８歳で地元を離れる若者が多い青森県。「寂しくなったら、いつでも八戸に帰って来て」と優しい言葉も添えた。全国の街を結んだ鉄道は、新天地と地元もつないでいる。

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