Free全日制0・82倍、過去最低 岩手県立高23年度入試
岩手県教委は13日、2023年度県立高校入試の志願者数(調整前)を発表した。推薦合格者や中高連携型入試志願者、併設型入学決定者を除いた全日制62校の実質志願倍率は0・82倍で、統計の残る1976年度入試以降では過去最低となった。
県北地方の全日制で志願倍率が最も高かったのは、久慈普通科の0・85倍。全県での最高は、不来方普通科(人文・理数学系)の1・54倍。定員を下回った学科のある学校は55校、下回った学科は117学科中94学科だった。
23年3月の中学校卒業見込み者数は、前年比310人減の1万86人。全日制の募集定員8720人から推薦合格者などを除いた実質定員は7881人で、これに対する志願者数は6441人。
定時制9校(分校含む)は、実質定員480人に対し志願者数は92人で、志願倍率は0・19倍だった。
志願変更できる調整期間は2月14~20日。調整後の最終志願者数は同21日に公表される。
入学試験は3月7日。合格発表と2次募集実施校の発表は同15日で、2次募集試験は同23日に行う。