Free奥入瀬渓流ホテルが氷瀑ツアー体験会 法奥小児童、光と氷の芸術楽しむ/十和田

ライトアップされた氷瀑の前で記念撮影する参加者
ライトアップされた氷瀑の前で記念撮影する参加者

奥入瀬渓流の冬の自然美を楽しんでもらおうと、官民連携で展開する奥入瀬渓流の氷瀑(ひょうばく)ツアーが、今季も人気を集めている。1月29日、宿泊者限定の夜のライトアップツアーを行う「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」が、十和田市立法奥小の児童らを招いて体験会を実施。子どもたちは、この季節にしか出合えない幻想的な氷の芸術を楽しんだ。

 氷瀑ツアーは2018年に始まり、今冬で6年目。市が委託して同市版DMO(観光地域づくり推進法人)十和田奥入瀬観光機構が主催する昼夜4種類のツアーと、同ホテルのツアーが行われている。同ホテル分は、延べ2万4700人以上が参加している。

 29日は同校児童22人とその保護者が訪れ、馬門岩でのライトアップを鑑賞。子どもたちのカウントダウンの後、発光ダイオード(LED)のライトが点灯すると、高さ20メートル以上の岩壁を覆う巨大な氷柱が、白や青、紫の光に彩られた。参加者は、普段見ることのない神秘的な光景に、歓声を上げながら写真に収めていた。

 6年の里村勝信君は「ライトアップされて色も少しずつ変わっていて、良いなと思った」、小笠原瑠稀(るきあ)さんは「3色の光がとてもきれい。奥入瀬渓流の冬が表現されていて感動した」とそれぞれ話した。同ホテルの掛川暢矢(まさや)総支配人は「時間とともに氷瀑が成長し、見え方も変わってくるので、そういった魅力を伝えていきたい」と意気込んだ。

 ツアーは同機構主催が3月12日まで、同ホテル主催が同15日まで。

 
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