サッカーＪ３ヴァンラーレ八戸は３１日、２０２３年シーズンの開幕戦（３月４日・沖縄）に備え、福島県楢葉町のＪヴィレッジで１次キャンプに入った。初日は選手２５人が参加し、リラックスした表情で汗を流した。

　初日の練習は午前、午後の２回行われ、午前中はフィジカルを中心としたメニュー、午後はボールを使った個人戦術やグループ戦術の確認などに取り組んだ。石崎信弘監督は「今キャンプの目的は、選手の見極めとフィジカルアップ。Ｊ２昇格に向けていいスタートが切れるよう、戦術面も磨いていく」と話した。

　この日が３４歳の誕生日だったＤＦ近石哲平は「昨季後半に巻き返したいいイメージのまま、今季のスタートダッシュが切れるようにしたい」。Ｊ１湘南ベルマーレから新加入した蓑田広大（青森山田高―法大卒）は「両足のロングキックと対人面の強さを見てほしい。チームを勝たせられるよういい準備をしていく」と決意を新たにした。

　１次キャンプは２月９日まで。４日にＪＦＬ仙台と、８日に仙台大とそれぞれトレーニングマッチを行う。