Free悲願のJ2昇格へ始動 ヴァンラ―レ、今季初の全体練習

ミニゲーム形式の練習に汗を流すヴァンラーレ八戸の選手=16日、八戸市多賀多目的運動場
ミニゲーム形式の練習に汗を流すヴァンラーレ八戸の選手=16日、八戸市多賀多目的運動場

サッカーJ3のヴァンラーレ八戸は16日、八戸市多賀多目的運動場で今季初の全体練習を行った。チームにとってはJリーグ参入5年目のシーズン。J通算700試合以上で指揮を執った石﨑信弘新監督の下、節目の年に悲願のJ2昇格を目指す。

 チームは昨季、14勝1分け19敗で過去最高タイの10位だった。一方、来季からはJ3と日本フットボールリーグ(JFL)の入れ替えが始まり、緊張感のある戦いを強いられる。

 初練習には全27選手が参加。顔合わせのミーティングを行った後、約2時間、ランニングやミニゲーム形式の練習などに汗を流し、連係を確認した。

 練習後の取材に、在籍16年目となる最年長のMF新井山祥智(37)は「チーム全員でコミュニケーションを取りながらコンディションを上げていきたい」と抱負を語った。

 MF山田尚幸(35)は、前半戦で勝ち点を大きく落とした昨季の戦いを踏まえ、「スタートダッシュ次第でJ2を目指せる。監督がやりたいサッカーを全員が理解することが重要だ」と今季のポイントを挙げた。

 八戸は31日から、福島県のJヴィレッジで1次キャンプに入る。開幕戦は3月第1週の土日のいずれかに行われる。FC琉球とアウェーで戦う。

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