Free福招き難も転じて笑み多かれ 門松作り大詰め/八戸

門松を一つ一つ丁寧に仕上げる職人たち=25日、八戸市
門松を一つ一つ丁寧に仕上げる職人たち=25日、八戸市

年の瀬を迎え、八戸市内の造園業者で正月に飾る門松作りが大詰めを迎えている。梅重畑中造園(同市、畑中やつよ代表)の作業場では25日、完成間近の門松がずらりと並び、職人が飾り用の梅や「難を転じる」に通じるナンテンなどをあしらい、黙々と仕上げ作業を進めていた。

 同社は、アカマツ、竹の切断面が口元のほころびのように見える「笑い竹」、わら縄であしらった梅など、1914年の創業時から変わらない伝統的な門松を作り続けている。

 今年は12月中旬から作業を開始。約1・8メートルと約2・7メートルの2種類を計約30対製作し、26日から市内の商業施設や病院などに配達する。

 同社の畑中美信部長(40)は「福が来てくれればという思いを込めた。笑いが多い年になってほしい」と語った。

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