デーリー東北新聞社は１９日、八戸圏域の中高生を対象とした職業教育支援誌「カナエルはちのへ」第９号を発行し、各校への配達を開始した。圏域の高校や特別支援学校、八戸市内の中学校の計５０校に全生徒分を無償配布し、生徒が将来について考えるきっかけを提供する。

　同誌は、未来を担う中高生に地元企業の魅力を伝え、地域活性化につなげようと、２０１９年２月に創刊。地元企業の協賛を得て年２回（６月、１２月）、各１万６千部を発行している。

　第９号は、地元企業で活躍する若手社員のインタビュー「私としごと」で、１４人の体験談を紹介。巻頭特集は、ウエディングプランナーの仕事に密着した。

　１９日は上村奉樹地域ビジネス局長が青森県立八戸水産高を訪れ、「本誌を生徒に配布し、キャリア教育に役立てて」と、嵯峨弘章校長に同誌を手渡した。

　嵯峨校長は「地元企業に特化した情報を伝えてもらえるのはありがたい。本校の卒業生も登場しており、頑張りを在校生に伝えたい」と述べた。

　同誌に関する問い合わせは、デーリー東北新聞社地域ビジネス局＝電話０１７８（８０）７０９５＝へ。