Free自慢のオブジェでにぎわいを 八学大生、中心街で作品展

障害者施設の利用者らが制作したオブジェなどが展示された会場
障害者施設の利用者らが制作したオブジェなどが展示された会場

八戸学院大人間健康学科の大木えりか講師のゼミは10日、青森県南地方の障害者施設と連携したプロジェクト「彩るまちづくり」で制作したオブジェなどを八戸市のマチニワに展示した。作品は17日にも同市の「はっち」で展示予定。

 障害者の個性に理解を深め、まちのにぎわいづくりに貢献するのが目的。プロジェクトは同ゼミ所属の学生が発案し、市の助成金を受けて実施した。

 会場には同市の障害者サポートセンターくるみの里が制作した高さ約1・5メートルの巨大なリンゴやえんぶりの烏帽子、同センターが制作し生活介護事業所「サクラ」が色を塗った32体の八幡馬を展示。三戸町のNPO法人「どんぐりの家」が制作した「11ぴきのねこ」の貼り絵も目を引いた。

 同ゼミで3年の直川京香さん(21)は「障害がある人とコミュニケーションを取って楽しく活動できた。展示で障害への見方が少しでも変われば」と期待を込めた。大木講師は「自分たちの意見を出し合い、一つの作品を作って地域で見てもらえることが自信につながる」と強調した。

 17日の展示は午前10時から午後8時まで、はっち広場で行う。展示後は市中心街で1年以上飾ることができる団体などに作品を譲渡したい考えだ。

 
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