Free【新型コロナ】新たなレベル分類の運用開始 青森県、オミクロン株に対応
青森県は2日、新型コロナウイルス感染症対策の指標となるレベル分類について、オミクロン株の特性に対応した新たな分類の運用を開始した。感染者数や療養者数を指標とする従来の方法を見直し、新分類では、確保病床使用率に加え、医療機関の負担や県内事業所の経済活動状況など総合的に判断する。現在の県内の状況は「感染拡大期」のレベル2相当―とした。
新たなレベル分類は▽感染者数が増加しているものの医療負荷が小さい感染小康期(レベル1)▽感染者が急増し、発熱や救急外来の患者が増える感染拡大期(レベル2)▽救急搬送困難事案が急増し、重症化リスクの高い感染者が受診できない医療負荷増大期(レベル3)▽医療が機能不全の状態に陥り、自宅療養中の死亡事案が多数発生する医療機能不全期(レベル4)―の4段階。
レベル3に達した場合は状況に応じて、感染拡大防止に関する協力要請を検討する「医療ひっ迫防止対策強化宣言」や「医療非常事態宣言」が出される。
同日の危機対策本部会議で三村申吾知事は「感染対策やワクチン接種など、お互いを守り合う気持ちでいま一度、対策を徹底してほしい」と呼びかけた。