Free八戸の森林放火は不起訴に 元階上町職員 地検「十分な証拠得られず」
八戸市内の森林4カ所に放火したとして、森林法違反(森林放火)の疑いで再逮捕された階上町蒼前西3丁目、元町職員の男(40)について、青森地検八戸支部は2日、不起訴処分とした。処分理由について「捜査した結果、犯罪事実を裏付ける十分な証拠が得られなかったことなどを総合的に判断した」としている。
男は、2020年5月2日午前11時ごろから午後1時ごろまでの間、同市是川、鮫町、金浜の林野計4カ所で枯れ草などに多目的ライターで着火。松林や杉林など計1万860平方メートルを焼損させた疑いで八戸署などに逮捕された。
捜査当局は、男が所有する端末から行動履歴を割り出すなどして逮捕にこぎ着けたが、十分な裏付けができなかったとみられる。
同町の林野2カ所への放火については公判中。
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