Free「八学スムージー」可能性探る 規格外リンゴなど使用、八戸で試験販売
八戸学院大生が開発を手がける規格外のリンゴを使った「八学スムージー」の試験販売が10日、八戸市の「はっち」で行われた。学生らが消費者の声を聞き、今後の可能性を探った。
同大は市と連携し、4月から規格外や未利用の農産物を活用した加工品開発を開始。ひょう害を受けたリンゴに着目し、ミニトマトとピーマンをブレンドしてスムージを試作した。
開発に当たる地域経営学科の学生5人と、指導する井上丹講師(39)が、1杯250円で50杯を限定販売した。
父親と訪れた市立多賀小5年の高柳陽色君(11)は「野菜は好き。ちょっと甘みがあっておいしかった」と話した。
消費者と触れ合った同科2年の佐々木諒さん(20)は「日々、味をレベルアップしている。お客さんに喜んでもらえて良かった」と手応えを感じていた。同大では今回寄せられた意見を踏まえ、さらに改良を重ねる方針。
会場では開発に協力する市内の農家らが、リンゴやミニトマトなど農産物の販売も行った。