南部町は１１日、農業用資材や機械、燃料費などの高騰で打撃を受ける町内の農畜産農家に、町独自の支援金を支給した。

　同日、支給を受けたのは、町内の若手農業者グループ「南部農夢」の会員６人。中山長一会長（４１）は「肥料は昨年の倍以上の値段。天候不順も影響し、柱のキュウリは不作だった」と語り、「売価も安く、続けられるか不安だったので非常に助かる」と歓迎した。

　工藤祐直町長は「生産意欲の向上や経営安定のために役立ててほしい」と激励した。

　支援金は２０２１年度の農業所得申告に基づき、耕作面積や規模に応じて最大２５万円（畜産業は一律２０万円）を支給する。問い合わせは町農林課＝電話０１７８（３８）５９６４＝へ。

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