Free【トップインタビュー】ミストソリューション・竹内尚平代表取締役社長/システム開発がメイン
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―手がける事業は。
金融機関などのシステム開発がメインだが、近年は流通や小売り、通信業界も金融に参入し、世の中の変化を感じている。昨年からは個人や中小事業者向けにデザインを含めたホームページ作成のサービスも始めた。インフラの構築から運用まで担ってきた知見を生かせる。採用できる人材の幅も変わってきた。
―IT技術者を取り巻く環境の変化は。
金融業界がボーダーレスになり、より高い技術力が求められている。「できる人」と「乗り切れていない人」の二極化が生じるのではないか。相変わらず人材は不足している。業界全体で人材をどう育てるかが課題だろう。
―自社での人材育成は。
インターネットを使った「eラーニング」で定期的に知識を蓄えてもらっている。今年4月の新入社員の研修は、本社と支店をリモートでつなげて実施。新型コロナウイルス禍を経て、働き方を含めて試行錯誤しながら取り組んでいる。
―求める人材は。
コロナの影響で抑え気味だった採用は順調に推移している。直近ではシステムとデザインの採用比率が7対3ぐらい。中途でも多彩な人材が入っている。周囲とコミュニケーションを取りながら主体的に行動できる人を求めたい。
―八戸との関わりは。
役員がヴァンラーレ八戸の取締役を務めていることもあり、チームと一緒にニンニクの栽培や販売に取り組んでいる。リモートが進む中で、地元に戻って仕事をしたいという希望をかなえてあげられる取り組みも実現したい。