Free【トップインタビュー】フォリウム・田中健悦取締役COO/「好きな場所で仕事」支援
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―事業内容は。
顧客が自分の業務に集中できるよう、一部業務を代行する外部業務委託事業(BPO)を展開している。具体的には、広告代理店業、電子商取引(EC)サイトのサポートのほか、主力のマーケティングリサーチ業界のBPO市場では全国トップの80%を占めている。
―経営理念は。
「すべての人が暮らしたい場所で輝く未来」というビジョンを掲げている。人口が都市部に集中していく中、やりたい仕事を好きな場所でできることを幸せの一つであると捉えており、そこに価値観を持っている人が輝けるような社会づくりに、地方から貢献していきたいと考えている。
―現状や課題は。
新型コロナウイルスの感染拡大で、首都圏からの業務依頼が一気に増加することになったが、それを受け切ることができず、社員に負荷をかけることになってしまった。まだまだ人材も不足しており、確保と教育の重要性を痛感している。
―働き方改革への取り組みは。
自動化や効率化により業務負荷を分散し、チームで支え合う仕組みづくりを進めている。各種研修や資格取得支援制度もあり、社員のスキルアップを支援している。
女性比率も高いため、福利厚生を充実させ、安心して仕事できる環境づくりを目指している。
―求める人材は。
展開している事業はサービス業でもある。ただ業務をこなすのではなく、お客さまに心地よさや安心感を与えられる人に来てもらいたい。