Free小児がん考えるきっかけに 八戸市、総合保健センターに啓発コーナー
9月の「世界小児がん啓発月間」に合わせ、八戸市は市総合保健センターの1階ロビーで、小児がんの子どもたちを支える活動のシンボルマーク「ゴールドリボン」を飾ったツリーや、小児がんに関するリーフレットなどを展示している。7日まで。
市はこれまで、2月15日の「国際小児がんデー」に合わせて啓発キャンペーンを行っており、9月に実施するのは初めて。
市すくすく親子健康課によると、市内で小児がんと診断された子どもは、例年30人前後で推移している。市内に専門の医療機関はなく、遠方の病院に入通院するケースが多いという。
同課の阿部愛生(ひでみ)保健師は、募金やヘアドネーションなどで支援ができる―とした上で、「多くの人が小児がんについて知り、自分に何ができるか考えるきっかけにしてほしい」と話している。
期間中の夜間は、同センターもゴールドにライトアップされる。