Free協働ロボ、導入の可能性探る 八戸工業研究所で操作体験会

協働ロボットの操作を学ぶ参加者=30日、八戸市
協働ロボットの操作を学ぶ参加者=30日、八戸市

青森県三八地域県民局は30日、製造業の現場などで、人と一緒の作業が可能な「協働ロボット」の操作体験会を開いた。県内企業6社が参加し、操作方法を学ぶとともに、導入の可能性を探った。

 製造現場の生産性向上を目指し、ロボットの操作やシステムの構築ができる人材の育成を図る県の事業。八戸インテリジェントプラザが受託して開催した。

 従来の産業用ロボットは、パワーや高速性を生かすため、人から隔離された柵の中で動かしていた。

 一方で協働ロボットは安全性が高く、人と同じ生産ライン上で動かせられるのが特徴。県産業技術センター八戸工業研究所が昨年度初めて導入した。

 同研究所で行われた体験会では、研究所職員が部品の組み立てやねじ締め、梱包(こんぽう)などに応用されるロボット2台の使い方を説明。参加者は実際に操作し、実用化に向けての理解を深めた。

 居酒屋や水産加工を手がけるオフィス弁慶(八戸市)の松橋祐子取締役は「生産性の向上には機械化が必要と考えて参加した。付加価値のある商品の提供に向け、導入を検討したい」と話していた。

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