Free【トップインタビュー】エスプロモ・坂頂昭治代表取締役社長/公共スポーツ施設を運営
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―会社の現状と課題は。
八戸市の長根公園や東運動公園を含むスポーツ施設6カ所を運営管理するほか、YSアリーナ八戸、フラット八戸などのスケート場の製氷業務を担っている。2023年と26年には冬季国体(国スポ)が同市で開催されることが決まっており、地元のスケート文化を支えるわれわれの製氷技術のさらなる向上が必要だ。
―経営理念は。
「地域社会への貢献」~公共スポーツ施設をフィールドとして~。市民の財産である施設を活性化することで、地域貢献につなげるのが、仕事の目的。そのために必要な知識・技術を習得して、さまざまなニーズに応えられる専門企業を目指している。
―求める人材は。
健康づくりのための運動からプロスポーツの試合まで、要求される施設の状態はさまざま。需要に応じた状態を作り出す技術と知識の探求がこの仕事の面白さ。「利用者を裏方で支える」という公共スポーツ施設ならではの役割を担える人とともに働きたい。
―人材育成の取り組みは。
専門知識、技能を身に付けるには時間がかかるため、外部の専門家を招いた研修を開き、育成を図っている。施設や機械の整備からイベント運営までを自社で行う「マルチスタッフ化」により、人材価値の向上を図っている。
―今後の成長戦略は。
公共スポーツ施設は全国各地にある。ただ、施設で働くスタッフや利用者の満足度は必ずしも高くはない。当社の施設運営の品質が提供可能であれば、同市以外の他地域にも進出し、「安全・安心」のスポーツ環境を提供したい。