Free週間ダイジェスト(8月21~27日)
▽華やかに6000発
第42回八戸花火大会が21日、八戸市の館鼻岸壁で開かれた。今年は東北新幹線八戸駅開業20周年を記念して実施。約6千発の花火が夜空を彩り、見物客を魅了した。新型コロナウイルス対策で、観覧席への入場者は、有料席と招待席で楽しむ観客に制限した。
▽岩手県で初の2000人超
岩手県は21日、新たに2017人の新型コロナウイルス感染を確認し、2人が死亡したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては初めて2千人を超え、過去最多を更新した。
▽ふすまの引き手と特定
北東北最大の戦国大名三戸南部氏の居館である国史跡「聖寿寺館(しょうじゅじたて)跡」(南部町)から過去に出土した金属工芸品2点が、金メッキ加工が施されたふすまの引き手であることが専門家の調査によって判明した。中世の出土品としては、国内で数例しか確認されていない希少な金工品。
▽人工透析を遠隔管理
弘前大医学部付属病院は一部事務組合下北医療センターむつ総合病院が行う人工透析治療をオンラインで支援する遠隔管理システムを開発し、弘大病院内に23日、遠隔透析管理室を設置した。診療は年内にも開始予定。
▽岩手の最低賃金854円に
岩手地方最低賃金審議会は23日、2022年度の岩手県の最低賃金を前年度から33円(4・02%)引き上げ時給854円とするよう岩手労働局に答申した。引き上げは19年連続。
▽八戸に自立援助ホーム
さまざまな理由で家庭にいられなくなり、働かざるを得なくなった青少年が、自立を目指して生活する自立援助ホーム「はちのへ」が9月1日、八戸市に初めて開設される。東北地方などで自立援助ホームを運営する一般社団法人児童福祉経営支援協会(さいたま市)が設置。
▽中心街活性化へデジタル活用
八戸市は中心街活性化に向け、デジタル技術を活用した新規事業を展開する。中心街にある民間駐車場のネットワーク化を推進するなどの取り組みを展開。地域経済の低迷で厳しい状況が続く中心街のにぎわい創出につなげたい考え。
▽パワハラ自殺訴訟が和解
住宅会社ハシモトホーム(八戸市)に勤務していた青森市の40代男性社員が自殺したのは、上司からのパワハラや長時間労働が原因だったとして、遺族が同社などに約8千万円の損害賠償を求めていた訴訟で、遺族代理人の弁護士は26日、裁判外で和解が成立したと明らかにした。