Free【トップインタビュー】青森テレビ・小山内悟代表取締役社長/SDGsを地域と共に
地元企業の人材確保や地元就職の促進に向けてデーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」。経営トップのインタビューを順次紹介する。
―業界を取り巻く現状は。
全体的にインターネット広告にシフトしているが、われわれ地上波放送はネットとは比較にならないほどの信用と信頼を得ている。ネットに移った広告もあるが、地上波に戻ってきているお客さまもたくさんいる。一方、どちらが優れているかという話ではない。地上波とネットをどう融合させていくかが重要だ。
―会社の理念は。
目指すのは「地域に根ざし、県民に愛される放送局」だ。このことは社員みんなが目標として掲げており、開局当時から全く色あせていない。
―求める人材は。
広く浅く、いろいろなものに興味を持っている人。そしてスピード感がある人。時代の変化は目まぐるしく、やるべきことをやらなければ、すぐに古くなってしまう。
今の若い人たちは、話をきちんと聞ける人が多いと感じている。30~40代はもちろん、50~60代の昭和世代の人とも通じ合う。そういう意味で、私たちと対等に話をしていけるような人材を求めたい。
―今後の事業展開は
地域とさらにつながり、地域の情報発信のために、地域とともにSDGs(持続可能な開発目標)を推し進める。現在進めているATVSDGsキャンペーンは「青森の未来につなごう~こどもたちと一緒に地球のことを考えよう~」。次代を担う子どもたちのために、地域の人口や産業を維持する取り組みを、月~金の夕方の情報生番組「わっち!!」を中心に紹介、発信、提案していく。合わせて、地上波やイベントだけでなく、地域に貢献できる新しい事業への投資にも挑戦したい。