北奥羽地方で事業展開する企業の人材確保や地元就職の促進に向け、デーリー東北新聞社が企画する「リクルートラウンジ」の企業内容説明会が２０日、八戸プラザアーバンホールで開かれた。資料配布を含め、建設業や流通業などから地域を代表する４０社がエントリー。高校生や大学生、転職希望者ら約８０人が来場し、地元企業の事業内容などに理解を深めた。

　リクルートラウンジは今年で５年目。説明会は高校生以上であれば誰でも参加でき、保護者同伴の学生もいた。

　各社はブースを構え、代表者や人事担当者が業務や職場環境などを説明。

　初参加した塗装専門工事会社「佐々木商会」（八戸市）の佐々木雅史取締役は「自身を常に磨き、地域に貢献したい思いを持つ人材に来てほしい」。「小幡建設工業」（同市）の小幡千裕社長は、「コミュニケーション能力を持ち、素直に意見を聞き入れることができる地元の人材を採用したい」との考えだ。

　参加者はメモを取るなどしながら、真剣な表情で聞き入った。八戸学院大３年の野中淳生さん（２１）は「ホームページや資料だけでは分からなかった部分を直接聞くことができた。これから始まる就職活動の参考にしたい」と話した。

　説明会は今後も開催予定で、９月６日は同ホールで高校生を対象に実施するほか、９月１７日には東京都内で大学生や専門学生、ＵＩＪターンを考える社会人向けに行う。

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