Free「世界陸上の経験、今後に」 陸上・田澤(駒大)が八戸市庁表敬
米国オレゴン州で7月行われた陸上の世界選手権男子1万メートルに日本代表として出場した田澤廉(駒沢大4年)=八戸市出身=が9日、市庁に熊谷雄一市長を訪ね、成績を報告すると共にさらなる飛躍を誓った。
同選手権1万メートルは日本時間の先月18日未明に行われた。田澤は世界初挑戦だったが、5千メートル付近で差し込み(腹痛)が生じた影響などで先頭集団から脱落し、28分24秒25で20位と不本意な結果に終わった。
市は田澤の同選手権出場に当たって市庁舎に応援看板を設置した。
田澤は中学時代のコーチだった風張清志さん(同市)と共に市庁を訪れ、市の支援に謝意を示した。その上で「目標の入賞には程遠い結果になってしまったが、あの舞台での経験は今後に生かせるものだと思っている」と述べた。
これに対し、熊谷市長は「駅伝と(トラック種目の)1万メートルの練習の兼ね合いは難しいだろうが、期待をしているので、パリ(五輪)を目指して今後も頑張ってほしい」と激励した。