Free青森県内7月倒産は3件/帝国データバンク

民間信用調査会社の帝国データバンク青森、八戸両支店は9日までに、青森県内企業の7月の倒産集計を発表した。負債額1千万円以上の倒産件数は3件(前年同月比2件増)、負債総額は7億6800万円(7億5800万円増)だった。法的整理別は全て「破産」だった。

 内訳は八戸市の建設業、青森市の小売業、北郡の運輸・通信業が各1件。要因はいずれも「受注・販売不振」だった。新型コロナウイルスの影響を受けた「コロナ関連倒産」は累計34件となった。

 両支店は、今後の倒産動向に影響を及ぼす要因に▽原材料価格の上昇▽新型コロナ関連融資の返済本格化▽再び増加に転じた新型コロナ感染者の状況―などを挙げ、「中小企業の収益圧迫要因は多く、先行きは不透明な状況だ」とした。

 
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