青森地方気象台によると、北日本に停滞する前線などの影響で、青森県内は９日から１０日にかけて日本海側を中心に雷を伴う大雨になる見込み。その後も前線は停滞するとみられ、日本海側を中心に１週間程度、警報級の大雨が降る可能性がある。

　９日に予想される１時間降水量はいずれも多いところで、下北と津軽５０ミリ、三八上北４０ミリ。８日午後６時からの２４時間降水量は、三八上北が１５０ミリ、下北で１８０ミリ、津軽で２００ミリ。

　県内では３日にも低気圧や前線の影響で大雨が降ったことから地盤が緩んでいる。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、落雷や竜巻などに注意が必要だという。

　同気象台は「３日の大雨で被害が少なかった下北でも警報級の雨が降る可能性がある。発表される警報などに留意し、大雨が降る恐れがある場合は建物内に避難するなど安全確保に努めてほしい」と呼びかけている。