Free旧河内屋に蔵元直売所 八戸酒類、8日オープン 八日町再整備の一環
八戸酒類(橋本八右衛門社長)は8日、八戸市八日町にある国登録有形文化財の洋館「旧河内屋橋本合名会社」の1階に蔵元直売所をオープンする。建物は、同社前身の「河内屋」がかつて事務所として使用。2階には同社の事務所が移転する。八日町では、同市番町と合わせて民間主導の再整備構想が浮上しており、今回の再活用はその一環。同社は、さらなる知名度向上や地酒の普及、新たな回遊性の創出につなげたい考えだ。
1926年に建設された旧河内屋は、レトロな雰囲気を残す建築様式が特徴。昨秋までは飲食店が入居していた。
同社初の直売所では、地酒「八鶴」「如空」を取りそろえ、専用瓶に詰め替えて購入できる「蔵出し通い酒」もスタート。地酒の仕込み水で作ったオリジナルの「三島サイダー」も用意する。今後は、店内で酒が飲める「角打ち」スペースを設けるほか、地酒に関する講座などイベントも企画している。
5日は現地でプレオープンイベントが開かれ、招待された関係者が、新たな門出を祝った。6、7日は営業は行わず、8日にグランドオープンする。
橋本社長は「中心街に酒蔵があることを認識してもらうきっかけとしたい。八日町のランドマーク的な存在に成長させ、地域を一層盛り上げたい」と話した。
直売所の営業時間は午後1~7時。定休日は土日祝日。
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