Free高齢者や車いす、不便さとは 上北小で疑似体験

高齢者の疑似体験を行う児童
高齢者の疑似体験を行う児童

東北町立上北小(相馬準一校長)の4年生53人が11日、同校で高齢者や車いす使用者の疑似体験を行い、当事者の不便さや気持ちを感じ取った。

 町社会福祉協議会が協力し、4年生が総合的な学習の時間に毎年学んでいる。

 高齢者体験では、児童が重りが付いたベスト、片肘と片膝を曲げづらくするサポーター、手指が動きにくい手袋、視野が狭くなる眼鏡、耳栓を着用し、立ち座りの動作、歩行、読書を行った。また、交代で介助役も務め、安全な誘導の仕方などを工夫した。

 車いす体験は、乗る役、押す役の双方を行い、カーブの走行や段差の上り下りを行った。

 阿部竜士君は「高齢者は体が自由に動かしづらく、大変さが分かった」、澤居辰浩君は「車いすは衝撃でびっくりしないよう、段差の前には声をかけてあげる方が良いと感じた」と話していた。

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