Freeヴァンラーレ、葛野監督が退任 後任に志垣氏
サッカーJ3のヴァンラーレ八戸は13日、成績不振などを理由に葛野昌宏監督(46)が退任し、後任にタイ1部リーグのBGパトゥム・ユナイテッドでコーチを務める志垣良氏(42)が就任すると発表した。志垣氏は19日に敵地で行われる長野戦から指揮を執る。
チームは今シーズン、11試合を終えて2勝1分け8敗。葛野氏は5月30日から体調不良で休養していた。
志垣氏は福岡県出身。高校卒業後、イギリスのクラブでプレーし、帰国後は現J1ジュビロ磐田のテクニカルスタッフやシンガポールU―16代表の監督などを歴任した。選定理由について、クラブは「さまざまな年代の指導経験が豊富で、分析スタッフの実績もある。人柄もクラブの特色に合致する」としている。
志垣氏は「八戸の地を熱く盛り上げ、失敗を恐れずに威風堂々とアグレッシブに戦えるチームにしていきたい」とコメントした。
葛野氏は、チームが日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた2018シーズンに監督に就き、J3昇格に貢献。その後は強化部長などを経て昨シーズンから再び指揮を執っていた。チームを通じ、「ヴァンラーレ八戸の飛躍を心から願っている」とメッセージを寄せた。