Free全国から生徒集まれ! 名農、三戸高生オンラインで魅力PR
2023年度から生徒の全国募集を開始する青森県内の県立高校は4日、各地の中学生を対象としたオンライン合同説明会に初めて参加した。県南地方の名久井農業と三戸では生徒が発表者となり、「留学」を希望する中学生に学校の特色や魅力をPRした。
全国募集は生徒数減少が続く高校の活性化と、充実した教育環境の実現を図るため、県教委が県立高校再編第2期実施計画に盛り込んだ。名久井農業は2人、三戸は4人を募集。鯵ケ沢と柏木農業も生徒を募る。
合同説明会は、全国募集の窓口となる地域・教育魅力化プラットフォーム(松江市)が主催。32都道府県90校がグループに分かれ、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で、テーマを設けて学校を紹介した。
青森県内からは4校が参加し、名久井農業は生物生産科3年の西塚梓さん(17)と川守田純菜(すずな)さん(17)が発表。野菜作りや食品加工など実習が多く、地域や国際交流を通じ、課題研究に取り組める学習環境をアピールした。
西塚さんは「さまざまな活動で地域貢献できる点をPRした」、川守田さんは「農業に対するイメージが変わったことなど、自分の経験を踏まえて紹介した」と語った。
三戸は1、2年の6人が、地域住民と課題解決へ向けて協力する「地域連携プロジェクト」などを紹介した。
2年の山本七唯(なのい)さん(16)は「学校の魅力が伝わるよう、笑顔を意識した。全国募集で入学した人と交流したい」と期待を寄せた。
名久井農業は7月30日と8月26日、三戸は8月3日にオープンスクールを実施する予定。
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