八戸市は１９日、新型コロナウイルスワクチンの４回目接種について、早ければ今月中にも開始することを明らかにした。国の方針に基づき、３回目接種から５カ月以上が経過した６０歳以上、１８～５９歳で基礎疾患や新型コロナの重症化リスクがある市民が対象。接種券は今月下旬から順次発送する。同日の定例会見で、熊谷雄一市長が説明した。

　市によると、３回目接種を終えた６０歳以上は１９日時点で約７万２千人。段階的に接種券を発送する。

　１８～５９歳で基礎疾患などがある市民については、かかりつけ医や個人からの申請を受けて発送する。個人での申請は、インターネットやコールセンターで６月中旬から受け付ける。

　これまで同様、医療機関での個別接種と、市総合保健センターでの集団接種を行う。集団接種は８月初旬から開始する予定。

　熊谷市長は「希望する方が迅速に接種を受けられるように対応する。副反応などについても情報収集しながら、分かりやすく発信したい」と述べた。