Freeハウス栽培のサクランボ 収穫本格化/南部町
青森県内で唯一、温室栽培のサクランボを生産する南部町大向の留目秀樹さん(59)方のビニールハウスで、収穫作業が本格化している。7日は家族やスタッフら3人が、鮮やかに赤く色づいた主力品種「佐藤錦」の実を次々と摘み取った。
露地栽培より1カ月半から2カ月ほど収穫が早いハウスサクランボ。留目さんは大向地区の30アールで4棟を手がけ、品種の内訳はおおむね、早生(わせ)の紅さやか1割、佐藤錦7割、ジュノハート2割という。
昨秋以降、木の休眠時間が少なかった影響で、留目さんは例年より1週間ほど遅い1月16日ごろから、ビニールを被覆した加温管理に着手。その後は授粉や摘花といった準備を続けてきた。
枝もたわわに実ったサクランボを手に「今年は粒が大きめで肉質もしっかりしている」と目を細める留目さん。佐藤錦に続きジュノハートの収穫も順次始まり、作業は来月上旬まで続く見込みだ。
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