Free「地元で学べることに感謝」 青森大むつキャンパス開校

起立し校歌を聴くむつキャンパスの新入生=2日、むつ市
起立し校歌を聴くむつキャンパスの新入生=2日、むつ市

下北地域初の4年制大学として、青森大(金井一賴学長)むつキャンパスが2日、開校した。下北地域の4高校を卒業し、むつキャンパスで学ぶ15人が希望を胸に、オンラインで開かれた入学式に臨んだ。

 むつ市の下北文化会館内に開設されたむつキャンパスには総合経営学部に3人、社会学部に9人、ソフトウェア情報学科に3人が入学。対面講義に加え、オンライン講義が受けられるほか、青森と東京でも履修が可能という。

 むつキャンパスと青森、東京キャンパスをオンラインで結び、275人の新入生が出席した式典で、金井学長は「これからスタートする学生生活が充実し、成長を実感できるよう願う」と式辞。新入生を代表し、むつキャンパスで学ぶ社会学部の小向瑠菜さん(18)は「地元のむつで学べることを感謝する。自己形成に励み、鍛錬し続ける」と宣誓した。

 同日は開校記念式典も行われ、同大特別招聘(しょうへい)教授に宮下宗一郎むつ市長を任命する辞令を交付。「地方大学の在り方」をテーマに、前文部科学事務次官の藤原誠氏が記念講演した。

 
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