青森県南地方を拠点とするサッカーＪ３のヴァンラーレ八戸にとって、Ｊ参入４季目の戦いが始まった。２７日にはいよいよ八戸市プライフーズスタジアムでホーム開幕戦を迎える。

　Ｊ昇格の立役者である葛野昌宏監督（４６）が３季ぶりに指揮を執った昨季は、後半に急失速して１５チーム中１３位。目標の「Ｊ２昇格圏内（２位以内）」には遠く及ばなかった。今季も続投する葛野監督は「やるからには“結果”を求める。『うまいチーム』より『強いチーム』を目指す」と捲土重来を期している。

　新加入は１４人。昨季の中核を担ったメンバーが残り、Ｊリーグでの経験豊富な選手が加わった。人数は昨季のシーズン当初より６人多い３１人。チーム内競争も活発化している。

　１３日の開幕戦は昨季３位のテゲバジャーロ宮崎に敵地で敗れ、黒星スタートとなった。３１人の勇者たちは気持ちを切り替え、Ｊ２昇格圏を目指して１１月までひたむきに、愚直に険しい道を進み続ける。
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