Free子育て支援活動を実践 八学短大・差波ゼミにコンペ市長賞
八戸市が2月23日にオンラインで開催した「学生&高校生まちづくりコンペティション」で、最高賞の市長賞に輝いた、八戸学院大短期大学部差波ゼミに対する市長賞授与式が9日、市庁で行われた。熊谷雄一市長が、学生目線で子育て世代の支援に取り組んだ功績をたたえた。
同コンペティションは、市が学生らに地域貢献活動に取り組んでもらおうと設けた「学生まちづくり助成金制度」、「八戸圏域高等学校地域活動促進事業助成金制度」の成果報告会として行われている。発表団体の中から、特に地域への貢献度が高い事業に市長賞を贈った。
差波ゼミでは、幼児保育学科の学生が、他団体と協働しながら市内の施設に子どもたちの遊び場(プレーパーク)を設けたり、子どもたちが遊べる施設を実際に訪ねて動画配信したりするなどして、子育て支援に取り組んだ。
授与式には、同短大部の杉山幸子学長、差波直樹准教授、ゼミ生の立花恵さん、立花舞さんが出席し、熊谷市長からトロフィーと賞状を受け取った。
熊谷市長は「活動から得られた提案内容が分かりやすかった。これからも八戸の子どもたちのために活躍してほしい」と激励した。
取材に対し、立花舞さんは「活動を続けてきて良かった。子どもたちが楽しそうに遊んでくれたことがうれしかった」、立花恵さんは「後輩にも事業を継続し、この活動を多くの人に広めてほしい」と話した。