Free川内佐井線、22年度冬から通年通行へ/県議会予算特別委
青森県は15日、県道川内佐井線の落石防護や雪崩被害防止の対策が11月中に完了し、2022年度の冬季から通年通行を実施できるとの見込みを示した。県議会定例会の予算特別委員会で、菊池憲太郎委員(自民)の質問に答えた。
県道川内佐井線は、道路網が脆弱(ぜいじゃく)な下北地域で、原子力災害や沿岸地域の津波浸水に備え、県が整備を進めてきた広域避難路の一つ。冬季は一部区間が積雪のために通行止めとなってきた。
岡前憲秀県土整備部長は予算特別委で「現在、スノーシェッド(道路に屋根を付けた雪崩対策施設)や、非常電話設備といった安全確保に必要な施設の整備を行っている」と説明。除雪ステーションの建設も進めているとし、通年通行に必要な対策が予定通りに進んでいると強調した。