ローマ教皇フランシスコが死去

ローマ教皇フランシスコ(ロイター=共同)

広島市の平和記念公園で演説するローマ教皇フランシスコ。後方は原爆ドーム=2019年11月

21日、バチカンのサンピエトロ広場周辺に集まった人たち(ロイター=共同)
【ローマ共同】世界のカトリック教会の頂点に立つローマ教皇フランシスコが21日午前7時35分(日本時間同日午後2時35分)、死去した。88歳だった。教皇庁(バチカン)が発表した。2019年11月に教皇として38年ぶりに訪日し、被爆地の広島、長崎も訪れた。難民支援や環境問題、平和外交に積極的に関与。寛容さや人道主義を貫き、トランプ米政権が進める不法移民の強制送還にも批判の矛先を向けた。バチカンは今後、葬儀と新教皇選出選挙「コンクラーベ」の準備に入るとみられる。