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【50cmも釣れる】ボラ釣りに必要な道具5選!選ぶポイント3つも紹介!

ボラ釣り おすすめ

「ボラ釣りにおすすめの道具が知りたい」

「どんな釣り方をすれば、よくボラがとれるのか教えてほしい」

「ボラ釣りのエサの選び方と仕掛けの調整方法を教えてほしい」

と悩んでいませんか?

冬のボラは臭みが無く脂も乗っているので1度は味わってみたいですよね。

そこで今回この記事では、ボラ釣りに必要な道具5選を紹介し、3つの選ぶポイントを解説します。

そして、仕掛けの詳細とその調整方法について深掘りし、効果的なボラ釣りが理解できるようになります。

この記事を読めばきっとあなたも50cmオーバーのボラを釣り、おいしく食べることができるでしょう。

ウキフカセ釣りにおすすめの道具5選
  1. ハリス:PEライン・フロロカーボン1~2号
  2. ウキ:【ガルツ】棒ウキ海匠2
  3. シモリ玉:【釣研】小粒シモリ大
  4. ガン玉:【オルルド釣具】ガン玉セット
  5. ハリ:【がまかつ(Gamakatsu)】 掛りすぎチヌ 1号

1.ボラ釣りに必要な道具は釣り方によって異なる

ボラ釣りにおすすめの道具2選
  1. ハリス:PEライン・フロロカーボン1~2号
  2. ハリ:チヌ1号

ボラは雑食性の白身魚。

河口ではなく遠洋で育ったものは臭みがなく、冬には脂が乗るので非常に上品なお味になります。

その為、本来はクロダイやメジナなどの外道ですが、冬になると美味しいボラを狙うアングラーが現れる程です。

群れで泳ぐ特性があるので、群れに当たれば比較的釣りやすい魚といえます。

そんなボラを釣る方法は3種類。

  1. ウキフカセ釣り
  2. ルアー釣り
  3. 引っ掛け釣り

ボラ釣りで最も有効な道具は、釣り方によって異なり、ボラを釣る為の3つの釣り方は、それぞれタックルが変わってきます。

そこで、それぞれの釣法で必要なアイテムをご紹介します。

ただし、行く釣り場での実績にもよりますがどの釣り方が一番釣れやすいのかは当日まで分かりません。

当日変更出来る様に、可能であれば全てのアイテムを持っていきましょう。

定番のウキフカセ釣りでは、中層から底層を泳ぐボラを狙います。

雑食性なのでエサはオキアミやイソメにしましょう。

食い込みやすくなるのでオキアミはSサイズ、イソメは1cm垂らして切り、ちょんがけします。

更に集魚効果を高めるために、エサの周りにダンゴを付けるのも効果的です。

ウキフカセ釣りでは棚が重要。

釣れなかったり他の魚が釣れる様であれば、棚をコマメに調整しましょう。

夏の夜水面下にゴカイが泳ぎ出した時に効果的なルアー釣りでは、表層でゴカイを食べているボラを狙います。

引っ掛け釣りでも表層を泳ぐ、口を使わないボラを狙います。

ボラの群れの中に針を入れると避けられてしまうので、群れの少し遠方に針を投入し、早巻きしてください。

また、胴体は鱗で覆われているため、針が当たっても滑ってしまい針がかりしません。

針がかかりやすいエラぶたの部分を狙う様にしましょう。

2.ウキフカセ釣りの仕掛けとおすすめアイテム

ウキフカセ釣りの場合、ウキが釣果を左右すると言っても過言ではありません。

なぜならボラの引きはとても繊細だからです。

おすすめは棒ウキ。なぜならボラのアタリは繊細なので、そういった小さなアタリも取れる棒ウキが向いているからです。

そしてハリスとハリも何を選ぶかが重要となります。

大きいものだと50cm以上のボラがかかることもあるので、強烈な引きに耐えうるタックルでなければなりません。

そのためには簡単には切れないハリスと、しっかりと針ガガリしてくれるハリが必要です。

ウキフカセ釣りにおすすめの道具5選
  1. ハリス:PEライン・フロロカーボン1~2号
  2. ウキ:【ガルツ】棒ウキ海匠2
  3. シモリ玉:【釣研】小粒シモリ大
  4. ガン玉:【オルルド釣具】ガン玉セット
  5. ハリ:【がまかつ(Gamakatsu)】 掛りすぎチヌ 1号

2-1.ハリス

大きいボラだと80cmのものが釣れるので、引きも強烈。切れないようなハリスを用意しておく必要があります。

とはいえハリスが太すぎると魚にバレてしまい食いついてくれません。

そこでおすすめなのが0.8号前後のPEラインです。

PEラインはポリエチレン製の原糸を何本か編み込んで作られた糸であり、様々なメリットがあります。

まず感度が高いこと。

伸縮性がほとんど無いので、ボラがエサに反応している様子など手に取るように分かります。

また、強度がナイロンラインの2倍もあるという特徴があります。

ですので0.8号と細めでも十分スリリングなファイトに対応する事が可能です。

しかし、PEラインは水よりも比重が軽いので波に流されやすく、ボラの群れにピンポイントで仕掛けを落とし込む難易度が高め。結束部に負荷がかかりすぎると仕掛けが切れやすくなるといったデメリットもあります。

また、1~2号のフロロカーボンもオススメです。

フロロカーボンは複数本の原糸が編み込まれているのではなく、1本の糸になっています。

しかし結束部が弱く、強い負荷がかかってしまうと仕掛けが切れやすくなってしまうデメリットがあります。硬めの材質なので折り目などのシワが出来てしまうことも。

PEラインとフロロカーボンとではどちらが良いという事は無く、最後は好みで選びます。

フロロカーボンも、PEライン同様に伸縮性が無く魚のアタリの感度も優れています。

しかし、PEラインのように光の屈折率が水と同程度の為、水の中で目立たないという特徴がありません。

したがって水の透明度が高い遠洋での釣りで有利となります。

また、フロロカーボンは水よりも比重が高いので沈みやすく、潮の流れに影響されにくいという特徴もあります。

そのため、ウキフカセ釣りの様な軽い仕掛けでも非常に使いやすくなっています。

どちらが使いやすい方を選んでみてください。

PEラインの6つの特徴
  1. ポリエチレン製の原糸を何本か編み込んで作られた糸
  2. 強度がナイロンラインの2倍あり、0.8号でもスリリングなファイトが可能
  3. 伸縮性がほとんど無いので感度が高い
  4. 光の屈折率が水と同程度なので水の中で目立たない
  5. 水よりも比重が軽く波に流されやすい
  6. 結束部に負荷がかかりすぎると切れやすい
フロロカーボンの6つの特徴
  1. 1本の糸でできている
  2. 伸縮性がほとんど無いので感度が高い
  3. 糸が見えるので水の透明度が高い遠洋での釣りで有利
  4. 水よりも比重が重いので潮の流れに影響されにくい
  5. 結束部に負荷がかかりすぎると切れやすい
  6. 硬めの材質で折り目などのシワが出来てしまう

2-2.ウキ

ウキは主に棒ウキと円すいウキの2種類。

どちらにもメリットとデメリットがありますが、ボラのウキフカセ釣りでは棒ウキが適しています。

なぜならボラのアタリは繊細なので、そういった小さなアタリも取れる棒ウキが向いているからです。

更に、棒ウキは円すいウキとは違ってモゾモゾっとした分かりづらいアタリさえ取る事が可能。

しかも海中に棒ウキ全体が沈むタイミングがアワセ時なので、非常に釣りやすくなります。

しかし、棒の部分が風の影響を受け傾いてしまい、アタリが全く取れなくなってしまうことも。

円すいウキであれば風の影響はほとんど受けませんので、棒ウキでアタリが取れなくなったら代用しても構いません。

しかし円すいウキはスッと沈み込む棒ウキとは異なり、ジワジワと沈み込む事が多く、合わせ時の難易度が高め。

したがって、風が強いなど棒ウキが使えない状況でなければ棒ウキの使用をおすすめします。

棒ウキの3つの特徴
  1. ボラの繊細なアタリも取れる
  2. タイミングが合わせやすく釣りやすい
  3. 風の影響を受けやすくアタリが読めないことも

2-3.シモリ玉

 シモリ玉とは、遊導式ウキ釣りにおいてウキ止めにウキを固定させる為に入れる道具のこと。

遊導式ウキ釣りでは、仕掛けを巻き取りやすくするためウキが道糸上を自由に動ける様になっています。

そのままだと仕掛けが底に落ちてしまうので、ウキ止めが必要です。

 しかし、スムーズに仕掛けを投入するため、ウキの道糸が通る穴は大きく作られています。その上、ウキ止めのゴムはガイドの中を通れる程小さいので、ウキが指定のタナに止まりません。

そこでウキとウキ止めの間に「シモリ玉」があると、ウキ止めにシモリ玉が止まるのでシモリ玉がウキのストッパーになる訳です。

 様々なカラーや大きさのものがありますが、カラーが釣果に影響される事はありません。

ただし大きさに関しては、あまり小さすぎると糸に通しにくいので、大きめのものを選ぶことをおすすめします。

 2-4.ガン玉

ガン玉はビーズ状のおもりです。

真ん中に切れ込みが入っており、そこに糸を通してからペンチで挟むか口で噛むかすることで固定させます。

ボラのウキフカセ釣りではB(およそ0.55g)から5B(およそ1.85g)の使用がおすすめです。

ガン玉は、一般的によく使うナス型オモリと比べると非常に軽いことが特徴。

また、ガン玉外し(プライヤー)を使ってガン玉の重さをこまめに変更することでエサを沈める速度を調整する事が出来ます。

フォールの速度によって、本命のボラにたどり着く前にベラなどのエサ取りに食べられてしまうことも。速度は、入念にチェックするようにしましょう。

ダンゴで釣る場合はダンゴの重量があるので、ガン玉を付ける必要はありません。

2-5.ハリ

ハリは大きめのものを選びましょう。

釣れるボラは50〜80cm級がアベレージサイズなので、小さなハリだとファイト中に外れてしまう確率が高くなってしまいます。

とはいえハリがあまりにも大きすぎると小さなサイズのオキアミやイソメを付けられなくなってしまうことも。

そこでおすすめなのがチヌ1〜2号です。

ボラ専用のハリは販売されておらず、その代わりにクロダイ(チヌ)釣りで使われる釣り針を代用します。

というのも、ボラは本来クロダイやスズキの外道としてかかる事の多いので、クロダイやスズキの仕掛けでも釣り上げられるのです。

他にも丸セイゴ針10〜12号でも十分に使えます。

チヌ1~2号、丸セイゴ針10~12号を使えば、Sサイズのオキアミも非常に付けやすいです。

ただし、ボラの反応が渋く口を使ってくれない時は、チヌ針及び丸セイゴ針のサイズを小さくしましょう。

3. ルアー釣りで必要な道具や仕掛け

バチ(ゴカイ)が表層を泳いでいる夏の夜、常夜灯の真下などでシンキングペンシルやワームなどのルアーを泳がせると、比較的簡単にボラが釣れます。

ただし、これ以外のコンディションだとたとえ目の前でボラが泳いでいてもルアーの反応がない場合があります。実績のある釣り場及び時間帯を攻める様にしましょう。

3-1.ルアー

ルアー釣りにおすすめの道具3選
  1. フローティングペンシル:PEライン・フロロカーボン1~2号
  2. シンキングペンシル:【ガルツ】棒ウキ海匠2
  3. ワーム:【釣研】小粒シモリ大

ボラのルアー釣りは表層で泳ぐゴカイを狙うボラがいる時に効果的です。

おすすめのルアーはペンシルベイト、ワームが基本。

ただし当日の反応に合わせてミノーやソフトルアーなども併用しながらルアーを変え、その日のアタリルアーを見つけましょう。

ペンシルベイトは、鉛筆の様に細長くイワシなどの小魚を模した形のルアーのことで、主に2種類あります。

リップが付いてない為、ミノーの様に頭を振らず直線的に動きます。

ゆえに、ロッドアクションで思い描いた誘いを入れる事ができ、ドッグウォーク(竿を上下小刻みにシェイクすることでその動きがルアーにも連動し、弱った魚の様に見せる)などの技も簡単に出しやすくなります。

加えて、巻いている間もミノーの様に沈んでいかないので、表層を泳ぐボラにアピールする事が出来ます。

フローティングペンシルは、その他にもゆっくり巻くだけで表層を泳ぐゴカイと似た動きが可能です。また、リップがない事でその分空気抵抗が減り飛距離を出せると言ったメリットがあります。

リップが付いていない事や水中での動きなど基本的な部分はフローティングペンシルと共通しています。

しかし、フローティングペンシルと違って沈んで行くので、トップウォーターだけでなく少し深めのレンジを探りたい時に活躍します。

また、喰いを待つ時はゆっくり巻くだけで十分ですが、ボラに口を積極的に使わせたい時はリールを巻きながら竿先を水面に叩きつける様にして振る「ジャーク」などのロッドアクションをかける必要があります。

選ぶ際にはボディシェイプの形状や内部ウエイト構造で重みが変わるので、重みを基準に選ぶのがおすすめです。

軽めのものばかり選んでしまうと、浅めのレンジは探れるものの飛距離が出なくなってしまいます。

遠方のボラの群れも狙える様に重みのあるシンキングペンシルも選んでおきましょう。

ワームとはミミズやゴカイを模した柔らかめの樹脂あるいはゴム製のソフトルアーのこと。

ワームと言っても様々な種類がありますが、おすすめはストレートワームやシャッドテールなどゴカイの形に近いものを選ぶことです。

巻くだけだと直線的に動きますが、ドッグウォークやジャークなどのロッドアクションを加えることで、水中での泳ぎ方だけでなく形状も変わります。

そのため、ペンシルベイトやミノーなどのハードルアーよりも効果的な場合があることも。

ワームはジグヘッドに差し込んで釣るのですが、ジグヘッドにも様々な重さが用意されているので、フォールの速度を変えられます。

またワームには様々な色があります。大きく分けると透明系と白濁系(白に限らず透き通っていないもの)の2種類。

特に透明系は屈折率の関係で海水に馴染みやすいため魚に警戒心を持たれにくく、特に常夜灯の下を攻める時に効果を発揮します。ぜひ色々なルアーを揃えてその日に合ったルアーを見つけてみてください。

ぜひ色々なルアーを揃えてその日に合ったルアーを見つけてみてください。

4. 引っ掛け釣りで必要な道具や仕掛け

引っ掛け釣りにおすすめの道具5選
  1. ハリス:PEライン・フロロカーボン1~2号
  2. ウキ:【ガルツ】棒ウキ海匠2
  3. シモリ玉:【釣研】小粒シモリ大
  4. ガン玉:【オルルド釣具】ガン玉セット
  5. ハリ:【がまかつ(Gamakatsu)】 掛りすぎチヌ 1号

オキアミを使ったウキフカセ釣りでもルアー釣りでも反応がなく、とにかく口を使ってくれない場合に効果を発揮するのが引っ掛け釣りです。

引っ掛け釣りでは「引っ掛けバリ」あるいは「カットウバリ」を使用し、針は30号と大きめで3本バリの方が引っ掛けやすくなります。

また、特に大きな針を使う場合、群れの中に仕掛けを投入してしまうと魚が驚いて逃げてしまいます。群れの少し遠方にハリを投げ入れ、魚のエラブタの部分を狙って引っ掛けるのがコツ。

ただし、釣り場によっては引っ掛け釣りが禁止されている場所もあるので注意しましょう。

4-1.掛バリ、カットウバリ

掛バリ、カットウバリはハリをボラの群れの少し遠方に投げ入れ、勢いよく巻くことでボラに引っ掛けるのに使います。

ハリが2本出ているダブルフックと、3本出ているトリプルフックがありますが、3本針の方が水の中でも安定して引っ掛けやすくなります。

一方で、2本針は引っ掛ける難易度は格段に上がりますが、出ているハリの数が減るのでその分安全性も高まります。

また、ハリの大きさは18〜30号まであり、大きい程ボラの口を引っ掛けやすくなるのが特徴です。

ただし、大きければ大きい程魚に警戒されてしまいます。群れに避けられてしまうようなら、針のサイズを下げてください。万が一返しが付いている場合は、手指に刺さると大怪我になってしまいますのでペンチで潰しておきましょう。

4-2.ハンガー天秤

ハンガー天秤は中通しオモリから直線状の天秤が2〜3本伸びていて、それぞれの先端にサルカンが付いている道具です。

複数本ある天秤の先にハリスと掛バリ、またはカットウバリを結ぶ事で一度に複数匹釣れるチャンスがあります。

また、オモリがついているので飛距離も伸びやすくなるのも特徴。

ただし、天秤が3本伸びているものの方がボラが掛かりやすくなる一方で、扱いにくくなります。

したがって慣れていないうちは天秤が2本の仕掛けの方が釣りやすくておすすめです。

5.ボラ釣りの道具や仕掛けを選ぶ際の重要な3つのポイント

道具を選びの3つのポイント
  1. 釣りに行く地域では何釣りで実績があるのかを知る
  2. どのくらいの大きさのボラが釣れるのか事前に調べておく
  3. 釣りに行く時期を考慮する

 ボラ釣りの道具を選ぶ際の重要なポイントは、とにかくどの様な釣り方でいつ釣れたのかといった情報を集めておき、それを参考に道具を選ぶ事です。特に重要なポイントについて以下の3点について解説します。

5-1.釣りに行く地域では何釣りで実績があるのかを知る

TwitterやInstagramなどのSNSで釣果情報をアップするアングラーが増えてきました。行きつけの釣り場でボラが上がっていなくても、その投稿を見ればどこの釣り場でどういったタックルで釣れているのかをチェックする事が出来ます。

また、最近では釣行記録を残す専用のアプリケーション「Anglers」も登場。Anglersでは、釣行時に撮影した写真を登録するだけで自動で釣れた日時とその時の潮の状態が記録されるので、ボラを狙いに行く日時を決める事が出来ます。

ただしどこの釣り場でも特定のルアーで効果を発揮するかというとそうでもありません。地域によってボラの食性が変わるからです。

つまり場所によってルアーに食いついてくるボラもいればオキアミやイソメでないと食い付いてこないボラもいれば、表層を泳いでいるだけでルアーにもエサにも見向きをしないボラもいます。

確実にボラを仕留める為にはバチ(ゴカイ)を追いかけ回しているといったボラの観察を良くして、どの様な仕掛けで釣れるのかの情報収集をしっかりと行いましょう。

昨今ではSNSやネットでも情報収集が出来ますが、クロダイやメジナに比べると情報量が少ないです。可能であれば事前に釣り場を視察し、ボラを釣っている人に釣り方のポイントを教えてもらいましょう。

そうすると「表層を泳いでいるボラは駄目だね。中層〜底層を泳いでいるボラが狙い目。」と言った貴重な情報が得られます。

5-2.どのくらいの大きさのボラが釣れるのか事前に調べておく

数少ないボラ釣りのテクニック情報をかき集める手段として、SNS以外にもYoutubeが効果的です。

ルアー釣りでもフカセ釣りでも釣法が実践形式で紹介されているので、言葉では表現しきれない細かな動作まで動画を見るだけで知る事が出来ます。

和歌山県の田ノ浦港では、表層を泳ぐ50cm程度のボラを狙います。

中層や底層に仕掛けを落とし込む必要が無いので、ウキやウキ止め、ガン玉などが必要ありません。必要なのはハリスとハリだけです。

田ノ浦港では40〜50cmのボラが上がるので、そのパワフルな引きにも対応出来る様にハリスは強度の高いPEライン0.8〜1号、チヌ針1〜2号を使いましょう。

ただしより大きなボラがアベレージサイズである事が分かっていればラインをより強度のある太いものやハリを大きなものにしましょう。エサはオキアミを使います。

ボラの群れ周辺にオキアミを投入したら、海面を跳ねない程度に竿を横に動かしながらゆっくりとオキアミをスライドさせます。

そうすることでボラがすぐに食いつきます。

オキアミをスライドさせるスピードが早すぎると海面を跳ねてしまい、ボラが食いついてくれなくなるので気をつけましょう。

そこでおすすめしたいことはひしゃくで集魚剤を撒くことです。

このフカセ釣りではコマセを撒いてボラの群れを止めるのがポイント。コマセには集魚剤を混ぜてよく練っておきましょう。

混ぜる集魚剤を多くして海水を減らして粉っぽいコマセをすることで塊のまま海底に沈むことなく比較的表層でコマセが散ってくれます。

ひしゃくの使い方ですが、まずスプーンの部分を海水で湿らせます。そうしたらコマセを掬いバケツのヘリを使ってコマセ固めます。そうしたらアンダースローで投げ出すかオーバースローで頂点まで投げる様にしてコマセを飛ばします。ひしゃくの柄は出来るだけ長いものを選ぶ様にしましょう。

岸から離れたところを泳いでいるボラの群れにもアピール出来るからです。徐々にコマセを飛ばす距離を縮める事で遠方を泳いでいるボラも手前で釣ることが出来ます。

5-3.釣りに行く時期を考慮する

バチ(ゴカイ)が表層を泳いている時はルアー釣りが非常に効果的。その様な条件下でルアーを表層で泳がせるとボラが口を使ってくれます。

最初のアタリは強烈なものではなく、何かに引っ掛った様なかすかなものなので、そのアタリがとれる様にしましょう。ただしバチが泳いでいるのは夏の夜なのでその時期でないとルアーでの反応は期待出来ません。

こういった場合はワームを使うのも効果的なのですが、今回おすすめしたいのが3連ジョイントリップレスミノーであるテールスラップです。胴体に2箇所の可動箇所があるため、表層をただ巻きするだけでもヘビの様にくねくねと動きます。それがゴカイが泳ぐ姿に似ているため、食いが活性化しているボラに非常に効きます。

ぜひ海面にゴカイが泳いでいたらワームと共にテールスラップを使ってみてください。

まとめ

この記事では、ボラ釣りに役立つ道具5選と、道具選びで重視すべき3つのポイントを解説しました。

ボラ釣りの道具は、釣り方によって違い、ウキフカセ釣り、ルアー釣り、引っ掛け釣りの3種類の方法があります。

また、強烈な引きに耐えるタックル、細かいアタリを捉えることができるウキ、適切なハリスとハリの選択が重要です。

これらの道具を正しく選び、仕掛けを上手に調整することで、あなたも大型のボラを手にする喜びを味わうことができるでしょう。

特に、冬のボラは臭みが少なく、脂がのっていて美味しいので、50cmオーバーのボラ釣りに挑戦して下さいね。