Free男子1万メートルで橋本(八戸西)がV/スケートインターハイ
第70回全国高校スケート競技選手権は23日、長野市エムウエーブで行われ、スピード男子1万メートルで橋本芳彦(八戸西3年)が、13分42秒28で栄冠を手にした。県勢の同選手権優勝は、2017年に同種目を制した山本大史(八戸西高―明大)以来4年ぶり。橋本は今大会、21日の5000メートルに続いて2種目での表彰台となった。
31人がエントリーした同種目で橋本は最終16組に登場した。25周のうち、20周で32秒台の安定したラップタイムを刻み、最後までペースを崩すことなく、青森県高校新の好タイムでゴール。レース中にコンタクトレンズが外れていたため、ゴール後は電光掲示板で順位を視認できず、リンクサイドにいた尾崎光男監督の喜ぶ様子を見て1位を感じ取ったという。
橋本にとってはこれが全国大会で初の種目別優勝。「やっとここまで来ることができた。プレッシャーから解放された」と喜び、より上のレベルでの飛躍を誓った。