Free佐井村社協の男性係長、横領行為で解雇 ガソリン私的流用
佐井村社会福祉協議会の男性係長(63)が、社協の経費で購入したガソリンを、自ら所有する船の燃料に使用していたとして、横領行為で諭旨解雇処分となっていたことが14日、分かった。処分は7月16日付。
社協によると、男性は2007年10月から運転業務を担当。村内の給油所2カ所で6~7月、社協の車両の給油に合わせ、自ら用意した携行缶に計13回、10リットルずつ入れて持ち帰っていた。不審に思った給油所が社協に連絡して発覚した。
被害額は計1万6830円。男性が弁済したことから刑事告訴は見送った。「(社協の)信頼を落とすようなことをして申し訳ない」と話しているという。
社協では草刈り機と発電機の給油に携行缶を活用している。今後は社協から給油所に対し、事前に給油量と給油に向かわせる職員名を伝えて購入させるなど、再発防止に努めるという。若山明生事務局長は「住民の信頼を取り戻すため、職員一丸で法令を順守し、頑張っていきたい」と語った。
村にも不祥事を報告済み。樋口秀視村長は取材に対し、男性が弟であると認め、村議や村職員に謝罪したことを明らかにした。