Free青森県南でリンゴの花摘み盛ん
青森県南地域で、リンゴの摘花が盛んに行われている。果実の成長と品質向上につながり、翌年の生育にも影響する重要な作業で、14日は、農家が出来秋を願いながら丁寧に薄ピンク色の花を摘み取っていた。
五戸町倉石中市の浦屋敷節男さん(63)の園地では、約2ヘクタールにふじや紅玉、シナノスイートなど約20種類を栽培している。摘花は手作業で根気のいる作業だが、午前中から3人がはしごに上るなどし、慣れた手つきで中心花を残して花を摘み取っていた。
浦屋敷さんによると、開花時期の低温や強風により、一部の品種で中心花が受粉せず実を結ばない“カラマツ”被害が見られるという。「結実率がどうなるか心配もあるが注意深く作業し、いいリンゴができれば」と励んでいた。