１０日から１６日までは愛鳥週間。「バードウィーク」とも呼ばれ、野鳥たちが繁殖期を迎え、活発に動き回る時期に当たる。八戸市の長者山新羅神社周辺では、早朝から数多くの野鳥が声高らかにさえずっている。
　野鳥の中でひときわ存在感を示していたのが、キビタキだ。雄は背中が黒く、胸部などは黄色。姿が優美で鳴き声も透き通り、多くの野鳥ファンを魅了している。
　八戸野鳥の会の三戸貞夫さん（６６）は「緑が生い茂る前の今の時期は野鳥観察のベストシーズン。長者山周辺では約２０種を観察できる。巣に近づくと巣作りをやめてしまうこともあるので、遠くから眺めてほしい」と話した。