Free野草の食べ方、注意点は/田子で「食べる会」

創遊村を散策して野草を見つける参加者
田子町のタプコプ創遊村で20日、村内を散策して野草を摘んで味わう「野草を食べる会」が開かれた。町内外から家族連れ約20人が参加。ガイドの案内で野草の見分け方や摘み方などを学び、“山遊び”の魅力に触れた。
会は、村内の「Takko cafe」(川名美夏代表)が毎年この時期に主催しており、日本自然保護協会・自然観察指導員の赤坂彩乃さん(八戸市)がガイドを務めた。
同日は小雨が降るあいにくの天気。昨年に比べて春の訪れが遅く野草が大きく顔を出していない状況だったが、赤坂さんはイタドリやヨモギ、フキ、アサツキなどを見つけだした。その上で「次に生えてくるように、根元からは取らないで」「知らない野草には手を付けない、が鉄則。インターネットやアプリも過信は禁物」などと教えた。
参加者はカフェに戻ると、摘んだ野草を使って天ぷらやきんぴら、野草茶などに調理して会食。「苦みが全くない」「それぞれ違った味わいがある」などと、舌鼓を打ちながら野草談義に花を咲かせた。
八戸市から家族で参加した地方公務員の米田大地さん(34)は、「山奥ではない場所でも生えていることに驚いた。創遊村は入場無料なので、週末に通って野草摘みを勉強したい」と話した。