Free浮世絵や江戸文化伝える企画展 八戸市美術館 6月15日まで

さまざまな浮世絵が並ぶ会場
さまざまな浮世絵が並ぶ会場

浮世絵や江戸文化の魅力を伝える企画展「浮世絵コンニチは タイカンする江戸文化」が19日、八戸市美術館で始まった。「浮世絵と出合い“今日(こんにち)”を見つめ、江戸文化を“大観”し“体感”する」をコンセプトに、有名な作品からマニアックな作品まで、200点以上を楽しめる展示になっている。6月15日まで。

 同館と、多数の浮世絵を所蔵する八戸クリニック街かどミュージアムの共同企画。4章に分け、浮世絵の基本的知識や、現代の漫画や映画などのエンタメにも通じる江戸の文化を分かりやすく紹介している。

 「役者絵」「美人絵」「街道絵」といった一般的なイメージの浮世絵のほか、紙を切り取って立体作品にする「おもちゃ絵」、謎かけをしている「判じ絵」など、ユニークな浮世絵も数多く展示。八戸藩主の依頼のもと作られた摺り物など、八戸に関わる作品も見どころの一つとなっている。

 主事兼学芸員の平井真里さんは「『浮世絵は昔の物』だけではない。この展示で、時代のつながり、昔の人と私たちのつながりを感じてほしい」とアピールしている。

 期間中は同ミュージアムの小倉学館長らによるギャラリーツアーや他施設などが取り組む「共創企画」を開催。小中高生向けのワークシートも用意している。

 時間は午前10時~午後7時。観覧料は一般千円、大学生・専門学校生500円、高校生以下無料。毎週火曜(29日、5月6日除く)と5月7日が休館。

 
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