Free【デジタル限定】「アイスりんごあめ」食べてみた 気になる話題の自販機/八戸

自動販売機で買える「アイスりんごあめ」。自然解凍して、しゃりしゃりとした食感を味わうのがお薦めだ
自動販売機で買える「アイスりんごあめ」。自然解凍して、しゃりしゃりとした食感を味わうのがお薦めだ

「リンゴ飴」。幼少期のお祭りで憧れた食べ物ランキング第1位、祭りのにぎわいを思い出す食べ物ランキング第1位、食感が癖になるお祭りの食べ物ランキング第1位だろう(私調べ)。近年は、「映(ば)える」おやつとしても人気で、常設店舗として展開する動きもあるとか。そんな夏の風物詩的存在が、八戸市内でいつでも簡単に手に入ると聞き、取材した。

 黒ニンニクなどを使った製品の製造・販売を手掛ける八戸市の「オフィス・カワムラ」(川村雅道社長)が、昨年1月に新商品「アイスりんごあめ」を開発した。

 使用するリンゴは、甘酸のバランスが絶妙で小ぶりな「ミニふじ」。同社が契約する五戸町の農家が丹精込めて育てている。元々は生で出荷していたが、受注先の多くがリンゴ飴用に買い求める様子から、保存可能な冷凍品として自社開発。昨年12月から自動販売機での販売を始めた。

 川村社長によると、屋台のリンゴ飴には「ヒメリンゴ」を使う場合が多いが、「ミニふじ」の方が甘みがあるほか、生産者が限られていて希少性も高い。「子供も食べ切れるサイズ感なので、おやつ感覚で気軽に食べてほしい」と呼びかける。

 自販機は、同社前と館鼻岸壁に面した漁具資材類販売店「オカヌマ」前に設置。今月中旬には、青森県立三沢航空科学館(三沢市)にも置く予定。リンゴ飴自体は、県内の一部道の駅や物産店などでも買うことができる。

 同社前の自販機には、プレーンや無添加、シナモン、チョコレインボー味があり、1本540~650円。訳あり(300円)のほか、スティック状にカットした「アイスりんごスティック」(440円)も売っていた。

 会社へのお土産用にプレーンとチョコレインボーを1本ずつ購入。自分でプレーンを食べ、先輩にはカラフルなトッピング用チョコレートがまぶしてあるチョコレインボーをあげた。川村社長のお薦め通り、30分自然解凍してから実食。歯応えのある飴をかじると、しゃりしゃりと冷たいリンゴが出てきた。甘い飴とジューシーなリンゴがちょうど良く調和し、爽やかな味わい。あっという間に1本食べ終えてしまった。

 チョコレインボーは、包丁で切り分け社内で共有。チョコの甘い風味が、リンゴ飴を邪魔せず見事にマッチ。トッピングのガリガリとした食感も癖になった。

 賞味期限は冷凍で1年ほどとのこと。夏や祭りの非日常感を味わいたいときのために、買いだめしておくのも良いかもしれない。(デジタル編集部記者K)

 
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