Free根井さん(久慈工)女子初V 高校生ものづくりコン県大会 旋盤作業部門

東北大会での健闘を誓う根井琳紗子さん(右)と、指導する木澤畑那悠教諭
東北大会での健闘を誓う根井琳紗子さん(右)と、指導する木澤畑那悠教諭

高校生ものづくりコンテスト2024岩手県大会の旋盤作業部門(11月22、23日・北上市)で、県立久慈工の根井琳紗子(りさこ)さん(電子機械科1年)が頂点に立った。20年以上続くコンテストの同部門で、女子の1位は県内初の快挙となったほか、同校としてもうれしい初V。来年夏には県代表として東北大会に出場予定で、「いい結果を残せるよう頑張る」と飛躍を誓っている。

 同部門は旋盤で金属材料を回転させながら、切ったり削ったり穴を開けたりして、いかに課題の指示通りに加工できるかを競うもので、100分の1ミリ単位の精度が求められる。今年は県内の工業系7校の1、2年生16人(うち女子5人)が挑戦した。

 「寸法通りに仕上がった時の喜び」が旋盤作業の魅力という根井さん。大会では唯一、作業標準時間の2時間を切るタイムで課題を仕上げ、減点は5点にとどめた。「自信があったわけではないので、今でも1位は信じられない」とはにかむ。

 学校では、昨年の「技能五輪全国大会旋盤職種2次予選」に同校から県内の高校生として初めて出場し、今春から母校で教壇に立つ木澤畑那悠さんらの指導を受ける。木澤畑さんは「自分が高校1年の時とは比べものにならない。ちょっとアドバイスしただけで、形にできるのがすごいところ」と舌を巻き、根井さんのさらなる成長に期待を寄せている。

 
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