Freeシラウオ、ワカサギ春漁解禁 初日の水揚げ「まずまず」/小川原湖

水揚げされたワカサギやシラウオを競り落とす仲買人=22日午前9時半過ぎ、東北町の小川原湖地区卸売魚市場船ケ沢分場
水揚げされたワカサギやシラウオを競り落とす仲買人=22日午前9時半過ぎ、東北町の小川原湖地区卸売魚市場船ケ沢分場

春漁が解禁した東北町の小川原湖で22日、シラウオやワカサギの水揚げが始まった。同町の小川原湖漁協(濱田正隆組合長)の小川原湖地区卸売魚市場船ケ沢分場では、仲買人が旬の魚を求めて春の初競りに臨み、にぎわいを見せた。

 小川原湖では資源管理のため、春漁は毎年4月21日~6月20日、秋漁が9月1日~翌年3月15日と漁期が定められている。春漁は、産卵期を終えて体長が4~5センチにまで成長したシラウオの漁獲が主となる。

 解禁日の21日が日曜で、初競りは1日ずれこんだ。22日の水揚げは定置網8人分で、シラウオは昨年より約30キロ多い140キロ、ワカサギは振るわず7・6キロ。初競りでは、シラウオがほぼ例年並みの1キロ当たり1069円で落札された。

 同漁協市場課・生産課兼流通販売課の蛯名孝雄課長補佐は「初日としてはまずまずの水揚げ。シラウオは顎口虫の影響で生食用が出荷できない状況が続くが、需要と供給のバランスが崩れないよう、調整していきたい」と語った。

 
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