Free今年も最高値に期待込め 大間マグロ水揚げ 5日豊洲で初競り
東京・豊洲市場で5日に開かれる初競りに向け、大間町の大間漁港で年末年始に水揚げされたクロマグロが4日、出荷された。大間産は12年連続で最高値を付けており、関係者は「13年連続で取ってほしい」と口をそろえた。
大間漁協によると、初競り向けの漁はしけの影響で予定より数日遅れ、先月29~31日と今月4日の計4日間行われた。計30~40本の漁獲があり、31日には236キロの大型も取れたという。
4日の水揚げでは午前中に漁船が次々に着岸。職員はフォークリフトのクレーンで黒光りする魚体を船から引き揚げ、計量など出荷作業に当たった。マグロはトラックに積み込まれ、2回に分けて搬出された。
漁模様について、同漁協職員の菊池朋也さん(28)は「いつもより小さめだが、ものは悪くない。年末はしけたが、マグロが上がってくれて良かった」と語り、「最高値が付くと町が盛り上がると思う」と期待を寄せた。
小鷹敏勝組合長は「漁師はみんな一番を取る気持ちでいる。さらに、平均的に高値で売れてほしい」と語った。